国籍を超えて目標を共有することの難しさの先に、やりがいがある

製品の品質や工場の管理体制を確認する品質管理業務を中心に行っています。お客様に満足していただけるように確かな品質の製品を提供することが自分の使命だと思っています。年間の約70日程度は海外での仕事となりますが、国籍による考え方や習慣、言葉の違ったりするため、こちらの要望を理解してもらうことや、意思疎通が難しいところが、この仕事の苦労するところです。その反面、確かな品質の製品を提供するという目標を上手く共有することができ、一丸となって改善に取り組めると、大きな成果に繋がるので、その時の達成感がやりがいになっています。やはり、困難や苦労が大きいほど、成功した時の喜びも大きくなりますね。

新規得意先の立ち上げでゼロから構築

今の品質管理の仕事を担当する以前の話ですが、営業として通販業態の得意先を担当していた時の経験が強く印象に残っています。営業は、得意先の規模によっては、複数社の得意先を担当することもあるのですが、その当時の私は、複数社の得意先を担当していました。ある時、新規の得意先を任されることになり、取引開始に向けた様々な準備を行いました。既存の得意先の場合は、ある程度、これまでの流れを踏襲しながら業務を進めていくことになりますが、新規の得意先はそういうわけには行きません。全部、ゼロから構築していかなければならないのです。商品提案から社内の受注システムの構築まで上司の指導の下、様々な部署の協力を得て、無事、取引開始に漕ぎ着けることができました。今、振り返ると、非常に大変ではありましたが、ゼロから自分で造り上げていくというプロセスを経たので、自分で成し遂げた感覚が強く残り、自信にも繋がりました。

新たな知識や考え方が身につき、コミュニケーション能力が向上

社会人になると学生時代では出会うことができなかった人に出会い、新しい考え方に触れることができます。私自身、物流や営業そして現在の品質管理へと担当が変わりましたが、その都度、世界が広がったことにより新たな知識や考え方が身に付きました。しかし、知識は自分の中に蓄積するだけでは、あまり価値はありません。それをアウトプットして、業務に活かすことで初めて価値を発揮すると考えています。私は多くの人と接する中で、得た知識や考え方を活かし、自分の考えをいかに正しく相手に伝え、理解してもらうかということを意識して仕事に取り組んできました。その過程において、コミュニケーション能力が大きく向上したと思っています。

成長を見守りつつ、道標のような存在でありたい

自分の入社当時を振り返ると、入社してからの数年間というのは何もかもが新鮮で刺激に満ちた期間だったように思います。入社後の数年間は皆さんの仕事人生を左右する特に大切な期間だと思いますので、私が皆さんの上司になった場合には、皆さんの自主性を尊重しながらも、社会人としての基本的な考え方や仕事の仕方について伝えていき、成長を見守りたいと思います。そして、もしも判断に迷った時には適切なアドバイスを行い、仕事をしていく上での道標となれるような存在でありたいと思っています。

ある1日のスケジュール

8 : 00   出勤・始業準備   メールチェックと当日のスケジュールを確認 8 : 30   清掃・朝礼 9 : 00   打ち合わせ   報告を受けた懸案事項に対して、対応内容を指示。 9 : 30   資料作成   工場監査の資料作成および準備。 10 : 30   打ち合わせ   開発部門の担当者と製品仕様や試験項目について打ち合わせ。 11 : 30   昼食 12 : 30   製品品質確認   製品サンプルにて品質表示や仕様を確認。 15 : 00   品質会議(外出)   得意先の品質会議に参加。現状の品質課題および今後の方針について確認。 17 : 00   帰社・報告   品質会議の内容についてレポート作成。上司へ報告。 17 : 30   終礼   部署全体の残務状況を確認し、対応内容を指示。 18 : 00   資料作成・退勤   残務処理と翌日の業務内容を確認。 仕事中は運動不足になりがちですので、休日はフットサルやランニングなどをして体を動かすようにしています。また、年に数回は私の出身である北海道で友人と湖畔でキャンプを行い、雄大な自然の中で仕事を忘れられるひと時を過ごしています。